セロトニンを知り上質な睡眠をとろう
近年、睡眠障害という言葉をよく耳にするようになってきました。
これは、パソコンや携帯電話の急速な普及と比例して増えていると言われています。
その原因とは体内にあるセロトニンという睡眠ホルモンと密接に関係しています。
セロトニンとは脳の松果体という部分から分泌される睡眠ホルモンで、いわば体内時計をつくる元といっても良いでしょう。
この睡眠ホルモンは光によって調整されます。
よって朝太陽の光を浴びることで分泌が止まっていき、昼間はほとんど分泌されません。
睡眠ホルモンは分泌が止まってから14〜15時間で再び分泌が始まり、その分泌とともに体温や血圧が低下し体が休息の準備を始め自然に睡眠に入っていくことができます。
例えば朝7時に目覚めて太陽の光を浴び体がオンの状態になると、自然に夜の9時〜10時には体は睡眠の体制に入るのです。
この時間にテレビやパソコンや携帯電話といった強い光を浴びることによってセロトニンは再び減少を始めてしまいます。
そして布団に入ろうにも体が睡眠の準備が整っておらずなかなかスムーズに睡眠に入れず、やっと眠りにつく頃にはかなり深夜になってしまい、結果的に睡眠不足という悪循環を生むのです。
上質な睡眠をとることは健康にとても大事です。
夜はなるべくぬるめのお湯にゆっくりとつかり体の疲れをとり、睡眠に入る2時間前からはテレビを消して清潔なパジャマに着替え、携帯電話やパソコンは睡眠直前には使用を控えて薄暗くした部屋でゆっくり休みましょう。
健康管理のためにもしっかりと上質な睡眠をとって健康的な毎日を贈りたいですね。