不眠症に効くメラトニンについて
メラトニンとは、睡眠を誘うホルモンです。
眠りにつくためには、体のさまざまな機能が休まる必要がありますが、この成分により血圧や脈拍、体温を低下して、眠りやすくなります。
また体内時計を調節する働きも担うので、海外旅行に行った後の時差ぼけ予防にも効果があるとして知られています。
こうした効果により、不眠症の治療によく使われていますが、そのほかにも抗酸化作用の働きもあります。
体内や皮膚は、酸化することにより免疫が落ちたり、老化したり、さまざまな不調が表れます。
抗酸化作用の成分は、体や皮膚を健康に若々しく保つために必要です。
癌などの細胞の増殖を防いだり、アンチエイジング効果として美肌療法に使われたり、そのほか呆け封じやさまざまな生活習慣病の予防につながるとされています。
メラトニンは年齢と共に、体内の分泌量が減ってきます。
そのために高齢者は早朝に目覚めたりしますが、人工的にこの成分を摂取すると眠りやすくなります。
近年、医薬品としてだけでなく、アメリカからの個人輸入品としてメラトニンが含まれたサプリメントや健康食品も手に入るようになりました。
不眠症に悩んでいる人や、皮膚や体の酸化を予防したい人は、こうしたサプリメントを利用すると良いでしょう。